散々な週明け 0319

今日の株式市場は政治不信からの内閣支持率急落を背景とした地合い悪化により続落となりました。売買代金は今年最低を更新しもうすぐで2兆円を割り込みそうなところまで商いはシュリンクしています。日経平均の手がけ辛さだけならまだ新興市場に望みも残せるのですが内閣支持率と株高がなぜかパッケージ化されている日本では市場心理の悪化は大きいものとなりそうです。
韓国では10大財閥がGDPの7割を支配していると言われていますがその財閥と朴槿恵政権が癒着していて大事件になって大統領が辞任に追い込まれても株価は堅調でした。アメリカでもトランプ大統領誕生でこれから不透明感が高まるとして選挙当日大きく下げたものの翌日から大きく上昇し、あれから1年半近くになりますが株価は当時よりはるかに高いところにあります。アベノミクスなんて今ではもうほとんど聞かなくなり、この5年何か思い当たるような重要法案が次々に通され我々の暮らしや社会制度が見違えるほど大きく変化した実感はありません。なのになぜ日本では政権支持率で株式市場の地合いがこれほど大きく左右されるのでしょうか。不思議な国ですね。
新興市場をはじめ見ている銘柄の8−9割は下げておりかなり高い確率で5%以上のきつい下げに見舞われています。政治リスクで株式市場がどうなるかわからない以上一旦売って様子見にしようという投資家が多いのでしょうしこれからもまだ増えてくる可能性もあります。今週は水曜が休みということもあり閑散相場が続きそうですね。
GMBは上方修正するも大して動かずです。地合いのせいなのか株の持つ力がそれまでなのか判断しにくいですが25日線はキープしているのでとりあえずもう少し我慢して見ましょうか。ブランジスタやバーチャレクスがこの地合いでもプラス圏におり若干仕掛けが入っていたので少し注目してみましょうか。